桃茂実苑

岡山産の桃・ぶどう美味しさの秘密

フルーティーな香り。気品ある外観。
そして甘い果汁たっぷりの柔らかな果肉。
岡山は桃・ぶどうの生産が大変盛んなエリアです。様々な品種があり、育て方にも工夫があります。
知るとさらに美味しくなる、桃・ぶどうの魅力をご紹介します!

岡山の桃白桃はくとう

岡山では桃1玉1玉に袋掛けをして色白に育てます。
このように育てた桃を白桃(はくとう)と呼びます。

白桃の魅力

  • 天使の肌のように柔らかな果肉
  • 滴るほどの甘い果汁がたっぷり
  • 白く優雅な外観
  • 甘く芳醇な香り

岡山のぶどう

甘くて大粒。種なしで食べやすい岡山のぶどう。
樹と対話しながら人手で枝や粒を細かく剪定し、甘く大きく育てます。

岡山産ぶどうの魅力

  • 迫力あふれる大粒
  • ほとばしる甘い果汁たっぷり
  • 種なしで食べやすい
  • 品種ごとに異なる爽やかな甘さ

* 種なしの処置をしない品種もあります(マスカット・オブ・アレキサンドリア等)

美味しいお召し上がり方

桃・ぶどうをご家庭で美味しくお楽しみいただくコツをご紹介!
お土産でまとめ買いされた時に便利な「日持ちする保存方法」もご紹介します。

桃の詳細

食べ頃

桃は収穫後、1~3日ほど置くと追熟して甘さ・やわらかさが増し食べ頃になります。冷蔵庫の野菜室で保存してください。保存方法や温度によりますが、桃の皮が透き通った感じになったら食べ頃の目印です。

お召し上がり方

繊細な甘みや酸味をお楽しみいただくため、冷蔵庫の野菜室を利用して冷やしすぎないようにします。ほど良く熟れた白桃はナイフを少し入れて皮を引っ張ると手でスーッと剥けます。ただし晩生種は果肉が硬めなのでナイフで皮を剝いてください。

長持ちする保存方法

白いネットを外し、1玉ずつアルミホイルで包み冷蔵庫の野菜室へ入れると約7~10日ほど新鮮な味わいのまま保存できます。桃の肌は大変デリケートです。指のあとや爪あとがつきますと腐敗をはやめ、風味を損ないますのでご注意ください。

ぶどうの詳細

食べ頃

すぐお召し上がりいただけます。ぶどうは収穫後は追熟しないため、日にちを置いても甘さは増しません。

お召し上がり方

繊細な甘みや酸味をお楽しみいただくため、冷蔵庫の野菜室を利用して冷やしすぎないようにします。ぶどうをボウルに入れ、やさしく流水ですすいでから水気をきってお召し上がりください。
ピオーネは粒のままお口に入れ、軽く噛むと皮は簡単に外せます。皮を出して果肉をお召し上がりください。
シャインマスカットは皮ごとお召し上がりください。皮のパリッとした食感が魅力です。

長持ちする保存方法

房のまま保存する時は、軸の先端を少しカットし、水で湿らせたキッチンペーパーをアルミホイルで固定し冷蔵庫の野菜室で保存します。
粒で保存する時は、枝を残すようにハサミでカットし、キッチンペーパーを敷いたタッパーに隙間なく並べます。キッチンペーパーを掛けてフタを閉め、野菜室で保存します。
どちらの場合も約7日ほど新鮮なまま保存できます。

白桃美味しさの秘密

白桃ができるまで

毎年3月下旬頃、桃の生産者は桃の樹にたくさんついた蕾を一部残し、ほかを摘み取ります。蕾を摘むことで全体の収穫量は減りますが、残した蕾に栄養を集中させ甘く大きな桃を実らせるのです。

開花の後、生産者は木の状態を確認しながら、さらに数回に分けて幼果を摘み取りバランスを整えていきます。そして残した果実に1玉1玉袋を掛けます。
袋掛けをすることでキズや害虫を防ぐほか、直射日光が桃に当たらず硬化を防ぎ色白に育ちます。一般的に桃の外観は桃色や赤色ですが、岡山では白い外観になるよう育てるのが主流で、これらを白桃(はくとう)と呼びます。
このような工程はすべて手作業です。大変手間がかかりますが、美味しい白桃を皆様にお楽しみいただけるよう心を込めて育てています。

桃の品種

桃の収穫期間は1品種あたりわずか2週間ほどです。
当園では23品種の白桃を育てており、6月下旬から8月下旬にかけて順に旬を迎えます。種類によって味わいが微妙に異なります。色々な白桃をお楽しみいただければ幸いです。

  • 桃狩りで品種の指定はできません。収穫当日、一番適した桃の木へご案内いたします。

早生わせ 6月下旬~7月上旬頃

外観は少し赤みがあります。小ぶりですが濃厚な甘み。

品種:
はなよめ、武井白鳳 等

中生なかて 前半 7月上旬~7月中旬頃

美しく優雅な外観。香り豊かなで上品な甘さ。

品種:
日川白鳳、加納岩白桃、白鳳 等

中生なかて 後半 7月中旬~7月下旬頃

とろけるようにやわらかな甘い果肉。気品あふれる桃です。

品種:
清水白桃、白鳳、夢白桃 等

晩生おくて 8月上旬~8月中旬頃

大玉で糖度が高い桃。果肉が硬めで皮剥きはナイフが欠かせません。

品種:
白麗、夢白桃、秋空、白秋、白皇 等

ぶどう美味しさの秘密

ぶどうができるまで

1粒1粒が大きく、房全体としても形の良いぶどう。おいしく美しいぶどうを実らせるために、生産者はぶどうの樹と対話をしながら丁寧に育てます。

育てる房と粒を見極め、それ以外の芽・軸・粒などは適切な時期に摘み取ることで、残した粒に集中して栄養を行き渡らせ甘く大きな房を実らせます。
岡山では、ぶどうの花が満開になる前後に専用の液に浸すことにより「種なし」に育てます。(一部、例外の品種があります)
ぶどうも房に袋掛けをすることで日焼け等を防ぎます。たくさんの粒や房にそれぞれ処置を行うため多くの手間がかかりますが、美味しいぶどうを皆様に味わっていただけるよう育てています。

人気の品種

ぶどうは品種によって色や味わいが様々です。
当園では人気の2品種でぶどう狩りをお楽しみいただけます。

ピオーネ 8月下旬~9月中旬頃

大粒、種なし、コクのある芳醇な甘みで人気のぶどうです。
皮ごとお口に入れると、皮はつるんと簡単にはずせます。甘みと酸味のバランスが良くジューシーで濃厚。しつこさはなく爽やかな味わいです。

シャインマスカット 9月初旬~9月末頃

大粒、種なし、皮ごと食べられる大人気のぶどうです。
糖度が高く、酸味の少ない豊かな甘みを持ちます。ハリのある粒のはじける食感と、たっぷりのフレッシュな果汁をお楽しみください。